生まれたばかりの赤ちゃんは、もちろん立つことができません。それどころか、寝返りも出来ません。首も座っていません。しかし、1年後には立って歩くことができます。
赤ちゃんは仰向けの姿勢で、手足をバタバタさせたりしながら、次第に寝返りを打とうとしだします。やがて、うつ伏せができるようになり、這い這いの動作に移行します。その後、何かにつかまりながら、2本足で立とうとします。
立派な体幹トレーニングを行っているのです。立ちあがることによって、四肢が急速に発達していきます。
つまり、赤ちゃんが立ちあがるためには、背骨や骨盤を中心軸にした腹筋、胸筋、背中の筋肉,臀筋等の発達があって、初めて可能となるわけです。
赤ちゃんの、体幹から四肢へという発達の順序は、そのまま、日常の動作や、スポーツの場面で、スムーズで安定した動作をするために必要なトレーニングの順序を示しています。